【平成プレイバック】平成31年間の思い出に残っている出来事・ニュースを個人的にチョイス！part.2《平成11年～20年》

今週のお題「平成を振り返る」

平成プレイバックの最初の投稿として、平成元年～平成31年までの31年間で各年に起きた印象的な出来事・ニュースを1年1つずつピックアップしたいと思います。

前回の記事の続きになります。

randyk.hatenablog.com

平成11年(1999)「小渕改造内閣発足」

10月5日、自民・自由・公明の3党は小渕第2次改造内閣を発足させました。参院での与党逆転状態は解消され、衆院議席の3分の2を大きく超える巨大与党が誕生しました。臨時国会では1999年度第2次補正予算や改正中小企業基本法を成立させるなど一定の成果を挙げましたが、政策面での調整に手間取ることが多く、自由党が成立を強く求めた衆院比例代表定数を20削減する公職選挙法改正案などいくつかの重要法案が継続審議となりました。

平成12年(2000)「改正少年法成立」

この年は、少年による殺人事件などの凶悪事件が異常なペースで起きました。5月1日に愛知県豊川市で高校３年男子が主婦を刺殺、5月3日には佐賀市の無職の少年が乗員・乗客21人が乗った西鉄高速バスを乗っ取り女性1人を包丁(牛刀)で刺殺、6月には岡山県で高校3年男子が母親を金属バットで殺害する事件が発生しました。凶行の頻発を受けて、少年犯罪の刑事罰の適用年齢を「16歳以上」から「14歳以上」に引き下げる改正少年法が11月に成立しました。

平成13年(2001)「アメリカ同時多発テロ」

9月11日、ニューヨークの世界貿易センタービルとワシントンの国防総省ビルにハイジャックされた旅客機が相次いで激突し、犠牲者3,000人以上を出す史上最悪のテロ事件となりました。米国の経済・軍事中枢に航空機で突入、自爆する異常な惨劇に世界中が衝撃を受けました。

平成14年(2002)「日韓サッカーワールドカップ」

この年、サッカーワールドカップが日本と韓国で共同開催されました。17回目で初めてアジアを舞台とし、韓国がベスト4、日本も決勝トーナメント(ベスト16)進出を果たしました。

平成15年(2003)「SARSが中国などで大流行」

中国・広東省で初の感染者が確認された新型肺炎(SARS)は、春から北京・香港など中国各地や台湾・シンガポールなどで大流行し、世界保健機関(WHO)は各地域への渡航延期勧告を出しました。死者は800人近くに上り拡大が懸念されましたが、5月に入って感染者は減少し、6月4日に事実上の終息宣言が出されました。

平成16年(2004)「新潟県中越地方で震度7の地震」

10月23日午後5時56分ごろ、新潟県中越地方を中心に最大震度7(川口町)を記録する強い地震があり、死者40人、重軽傷者2,850人余りを出す惨事となりました。この地震によって1964年の東海道新幹線の開業以来初めて、新幹線(上越新幹線)が脱線しました。また、避難生活者の中で、エコノミークラス症候群による死者のニュースも記憶に新しいです。

平成17年(2005)「愛知万博開催」

愛知万博(愛・地球博)が3月25日から半年間、愛知県内の2会場で開催されました。日本での「総合博」は1970年の大阪万博以来で、日本を含む121カ国、4国際機関が参加しました。テーマは「自然の叡智」で、最新の環境技術が紹介されました。シベリアの冷凍マンモスや企業パビリオンも人気を集め、入場者は目標の1,500万人を大きく上回る2,204万9,544人に達しました。

平成18年(2006)「冥王星が太陽系惑星から降格」

国際天文学連合(IAU)は8月、プラハで総会を開き「冥王星」を太陽系惑星の座から降格させる惑星の定義を賛成多数で承認しました。1930年の冥王星発見以来、太陽系惑星は9個とされてきましたが、史上初めて定められた惑星の定義によって、冥王星は「矮惑星」と分類され、惑星数は8個に減少しました。

平成19年(2007)「日本列島74年ぶり猛暑」

8月16日、埼玉県熊谷市と岐阜県多治見市で気温が40.9度まで上昇しました。1933年7月25日に山形市で記録した40.8度を上回り、国内観測史上最高気温が74年ぶりに更新されました。8月は全国的に猛暑が続き、熱中症により救急車で病院に運ばれる人や死亡者が続出しました。気象庁によると、太平洋赤道域の中央部から東の海面水温が平年より低下するラニーニャ現象や、北半球の偏西風の蛇行の影響で太平洋高気圧の勢力が非常に強まったのが原因です。

平成20年(2008)「秋葉原の歩行者天国で通り魔」

6月8日午後12時半ごろ、東京・秋葉原の歩行者天国で、トラックが交差点に突っ込んだ上、男が降りて殺傷力の強いダガーナイフで通行人を刺し、7人が死亡、10人が負傷しました。警視庁は殺人未遂の現行犯で加藤智大被告(26)を逮捕しました。同被告は職場を転々としており、携帯電話サイトの掲示板に、日常の行動や職場での不満を書き込んでいました。事件当日には「秋葉原で人を殺します」との犯行予告も記していました。調べには「人生のうっ憤のようなものが出て嫌になった。現実でも、ネットでも孤独になった。無視され、どうせやるなら大きな事件を起こそうと考えた」と供述しました。東京地検は10月、刑事責任能力の有無を調べる鑑定留置を経て、殺人罪などで起訴しました。

▼part.1《平成元年～10年》はコチラ

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