被っているのはアレだけ。

まわりと同じだと安心するけど、それじゃ人生つまらないよね。他人と被らずに枠にはまらない生き方も、案外いいものだよ。

【体部白癬】それ湿疹じゃないかも?上半身に発症する「新型水虫」に要注意!

ジメジメ…ムシムシ…

梅雨から夏にかけて足の水虫(白癬)に悩まされている人は、老若男女問わず多いのではないでしょうか。しかし近年、足でなく主に上半身に発症する「新型水虫」が流行しつつつあるようです。今回はその「新型水虫」についてまとめてみました。

 

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新型水虫は湿疹と間違えやすい

「新型水虫」(体部白癬)は湿疹と間違えやすく、市販薬を塗っても治ることはありません。従来の水虫は足に発症しますが、新型水虫は頭や首筋など上半身に発症します。頭にできるとカサブタ状になり、首筋などにできると赤く腫れ上がります。かゆみがないため湿疹と間違え、市販薬で治療を続けるとかえって悪化するそうです。


新型水虫は中南米原産の白癬菌

新型水虫は、中南米原産のトリコフィトン・トンズランス菌という白癬菌による皮膚感染症です。「トンズランス」とは、キリスト教の修道士が頭のてっぺんを丸く剃る習慣「トンスラ」が語源で、頭にできた新型水虫で頭髪が抜けて禿げることから命名されたそうです。皮膚接触で感染するため、柔道やレスリングなど格闘技をする人の間で感染が広がりましたが、今では格闘技をやらない人や女性にも新型水虫の感染が見られ、一般的な水虫と同じように梅雨から夏にかけて発症する人が多いそうです。

 

新型水虫の治療方法

新型水虫の原因は白癬菌なので、通常の水虫の治療に使う液体やクリームなどの抗白癬剤で治療します。重症化すると抗白癬剤では手に負えないため、爪水虫の治療に使う内服薬を使います。最近、副作用が少ない内服薬の新薬が登場したそうです。

 

「まさか自分が水虫?」と思う人もいると思いますが、もしも上半身に湿疹のようなものができて気になったら、新型水虫の可能性もありますので早めに皮膚科を受診するようにしましょう。