【思春期男子の悩み】仮性包茎は自然な状態…包皮を剥くことができれば問題なし
この季節になると、なぜか「包茎」についての検索が増えるそうです。卒業・入学・進学・就職など新たな環境での生活がスタートするからでしょうか。新しい友達や仲間もできるでしょうし、異性との新たな交際も始まる可能性もありますからね。思春期の中学生・高校生はもちろん、社会人デビューする20代前半くらいまでの方で包茎で悩まれている方は、ぜひ読んでみてください。
- 「包茎」とは何か
- 包皮は自然に剥けるのか
- 成人男性の6~7割は仮性包茎
- 3種類に分けられた包茎
- 医学的な包茎は「真性包茎」のこと
- 仮性包茎は自然な状態
- 包茎に関する参考文献の紹介
- 私事で恐縮ですが最後に
「包茎」とは何か
ネットで「包茎」について調べてみると、多くのサイトには以下のようなことが書かれていると思います。
これらの情報から、大人になったら露茎(=いわゆるズルムケ)になるべきものだと思い込んでしまいますよね。もちろん自然に露茎になる人もいますが、多くの大人は「仮性包茎」の状態であるのです。
包皮は自然に剥けるのか
思春期になると性器も成長します。成長とともに包皮が剥けて亀頭が露出してくる人もいます。しかし多くの人は亀頭の成長とともに包皮も伸びてしまう場合が多いようです。亀頭が急激に成長する人ほど自然に剥けやすく、徐々に成長する人ほど自然に剥けづらいようです。
成人男性の6~7割は仮性包茎
この数字はとある調査結果なのですが、成人男性のおおよそ3人に2人は「仮性包茎」であると言われており、2~3割が「露茎」で、1割は「真性包茎」であるという結果が報告されています。包茎手術などによって露茎になった人もいるでしょうから、自然な露茎の人はそれ以下なのかもしれません。
3種類に分けられた包茎
日本では包茎を包皮の状態によって3種類に分類しています。
- 【仮性包茎】 平常時は亀頭が包皮に覆われているが、勃起すると包皮が剥けて亀頭が自然に露出する、もしくは勃起時に手で包皮を剥いて亀頭を露出することができる状態。
- 【真性包茎】 包皮の先端が極度に狭いため、平常時・勃起時に問わず包皮を剥いて亀頭を露出することが不可能な状態。
- 【カントン包茎】 包皮の先端が狭いため、平常時・勃起時に問わず包皮を剥いて亀頭を露出することが少々困難な状態。無理矢理に剥くことも可能だが、狭い包皮の先端が亀頭を締め付けてしまい元に戻せなくなることもある。
医学的な包茎は「真性包茎」のこと
包茎を「仮性包茎」「真性包茎」「カントン包茎」と3種類に分類しているのは、実は日本だけなんです。医学的に包茎というのは「真性包茎」のことであり、つまり「仮性包茎」と「カントン包茎」は包茎ではないということになります。包茎手術などでは医師が「真性包茎」と診断した場合のみ保険が適用されるため、仮性包茎の人が余分な包皮を切除する手術などは美容整形扱いとなり保険適用外となるようです。
仮性包茎は自然な状態
包皮が常に剥けていないことで悩んでしまっている人が多いのではないでしょうか。肝心なのは「包皮が剥けているか」ではなく「包皮を剥くことができるか」です。仮性包茎はごく自然な状態ですから、常に清潔を保つようにさえ心がければ何ら問題はないのです。
包茎に関する参考文献の紹介
包茎について書かれた書籍をいくつか紹介します。気になる方はぜひチェックしてみてください。
↑この2冊は昔からある有名な書籍です。とてもわかりやすく解説されていますので、気になる方はぜひ一度読んでみてください。
↑こちらは近年発売された、とても興味深い書籍です。Amazonの電子書籍Kindle版のみの取り扱いのようなのでご注意ください。
私事で恐縮ですが最後に
このブログの名前「被っているのはアレだけ。」から勘のいい人は薄々お気づきかと思いますが、僕は仮性包茎です。たしかに学生時代など悩んだときもありましたが、今はまったく気にしていません。だって仮性包茎は自然な状態なんですから。僕が他人と被らないことを意識しているのは、もしかしたらこれが影響しているのかもしれませんね。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。この記事が仮性包茎で悩んでいる人のためになれば幸いです。