【GW改元】2019年のゴールデンウィークは最大10日間の超大型連休に!注意点とまとめ
今年の4月末から5月頭のゴールデンウィークは、最大10日間の超大型連休になることはご存じでしょうか?これは皇太子さまが新天皇に即位される5月1日が今年限定の祝日扱いとなり、それに伴って祝日の間に挟まれた平日が休みになったりするからです。
この改元に伴う超大型連休に関する情報と連休中の注意点をまとめてみました。
なぜ10連休になるのか
まず最初に、今年のゴールデンウィークがなぜ10連休になるのか、見やすく表にまとめてみましたのでご覧ください。
皇太子さまが新天皇として即位される2019年5月1日は、今年だけ祝日扱いとなります。祝日に挟まれた平日は休日とする「祝日法」の規定によって、4月29日の「昭和の日」と即位の祝日に挟まれた4月30日(平成天皇陛下退位の日)と、即位の祝日と5月3日の「憲法記念日」に挟まれた5月2日も休日となります。この結果、4月27日(土)から5月6日(月)まで土曜・日曜・祝日・休日が続くため、土曜日も含めると「10連休」になる人が多くなるようです。
注意①「医療関係」
救急外来や透析などは、従来から年末年始や連休も変わらず通常通りの運営ですが、外来診療は10日間も休診することになります。10日間間隔が空くことで治療上弊害が発生する患者も多数存在します。手術も連休の間はほとんど行われない可能性があり、影響が大きくなります。
現在、地域の医師会や病院などでは他の医療機関と協議しながら連休期間中の診療を検討しています。5月1日は即位の日なので休診のところが多いようですが、今のところ4月30日と5月2日を開院として、例年の連休より1日多く休みとするような対応がよく聞かれています。
また毎年の連休でもそうですが、ゴールデンウィークの前後の週には外来患者が増える見込みで、混乱が懸念されます。かかりつけの病院がある人は、各自で早めに確認しておくようにしましょう。
注意②「行政関係」
行政の手続き関係も注意が必要です。例えば横浜市の場合、10連休中に婚姻や死亡、出征など戸籍関連の届出を時間外の「夜間受付窓口」や「休日窓口」で対応する方針です。さいたま市も4月28日に休日窓口を開くなどの対応を行う予定です。
ごみ収集などの市民サービスも10日間止まることになるのかどうかは、今後情勢を見ながら決められていくと思われます。
各地域の行政手続きや地域サービスなどは、地域によって異なると思います。各地域の広報や掲示板、ホームページなどを各自確認しておくようにしましょう。
注意③「金融関係」
銀行・郵便局は一般企業や公務員と同じで10連休なとるようです。10連休の影響を最も懸念しているのが株式市場関係者です。銀行が休業日であり決済関係も動きが取れないため、株式市場や証券会社は休みです。問題としては、日本の市場が止まると海外で株安が進んだ場合でも日本の投資家は身動きが取れない状態です。
ATMに関しても、取り扱いをしない金融機関もあるかもしれません。お金を引き出したくても連休中は引き出せない可能性もあります。ATMや窓口などに案内が掲示されていると思いますので、確認して必要であれば連休前に引き出しておくことをオススメします。
注意④「物流関係」
連休中よりも連休前後の流通量の増加が懸念されています。メーカーは連休前に在庫を積み増すため、生産活動が活発になり物流量が増加します。また商品出荷を連休前にまとめて出荷することも多くなるため、トラックなどの交通量の増加や、従来より懸案となっている人手不足がさらに強まるものとみられています。
パート・アルバイトなど非正規社員の勤務日数は減ることになるため所得減を懸念する声があります。もっとも一般企業では例年大きな連休をとっていることおり、来年に限った事とはいえません。
10月22日も祝日となる
皇太子さまが新天皇に即位されたことによる特別な祝日は、秋にもう一日あるんです。新天皇即位を国内外に宣言する行事が行われる2019年10月22日(火)も、今年だけ祝日となります。
「天皇誕生日」は2月23日に
今まで「天皇誕生日」として祝日となっていた12月23日は、平成天皇が退位したことにより祝日ではなくなります。現在の皇太子の誕生日である2月23日が「天皇誕生日」として新たな祝日となります。
ここに掲載した情報はまだ変更される可能性もありますので、最新の情報を各自チェックすることをオススメします。改元という歴史的なイベントも含まれる大型連休ですから、事前の準備・確認を早めにして、有意義なゴールデンウィークにしましょう。